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【今回のメンバー】


福地美穂コンバースフットウェア株式会社

企画部 マーケティング課所属

オールスターを始めとするプロダクトのデザイナーやMDを経て、現在は
プロダクトマーケッター。各シーズン
のプロダクトテーマの立案からPR、
プロモーションまで広くコンバースのブランディングに携わる。本日は最新作のオールスターを着用。

石川涼
株式会社せーの代表取締役

Vanquishをはじめ、VAROSHやMURDER LICENSEといった人気ブランドを展開する(株)cenoの創業者でありCEO。学生時代からオールスターを愛用し、現在も数十足を所有するという筋金入りのマニア。本日はコンバースの高級ライン「ADDICT」の黒レザーを着用。

芥川貴之志
ファッションディレクター

Footcornermag.編集長1990年代よりスニーカーコレクションを始め、エディター、スタイリストとして活動する傍ら、スニーカーメーカー各社のプロジェクトに参画。「Foot Corner」のプロデューサーであり、当Webマガジンの編集長も務める。本日は2001年の非売モデル「Gibson」を着用。

コンバースという会社が誕生したのは、今から約100年前のこと。間もなくオールスターのスタイルが完成され、以来世界中の人々を魅了してきた。オールスターが完全無欠の永久定番となった理由は何なのか?そのヒントを得るために今回は座談会を開催。コンバース代表として福地さん、オールスターマニア代表としてceno代表石川涼さんにもご参加頂いた。

芥川:今日はコンバースの福地さんと、オールスター好きの石川社長にもオールスターについて語ってもらおう、という趣旨で集まって頂きました。よろしくお願い致します。早速ですが、まずオールスターとの出会いから聞いてみようかな、と。涼くんがオールスターを一番最初に買ったのはいつ頃ですか?

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石川:初めて履いたのは、小学校5年生の時です。バスケ部に入ってて、初めて試合に出る時に親父が買ってくれました。白のオールスター。親父もコンバース好きで。

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福地:へぇ、リアルにバスケットシューズとしてだったんですね。

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石川:そうなんです。でも、周りはみんなナイキだった(笑) なんで僕だけ布の靴なんだろうって思ってました。買ってもらったんで何も言えませんでしたけど(笑)

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普段履きするようになったのは、中3くらいの頃だと思います。当時は渋カジブームで、先輩がみんな紺ブレに、セント・ジェームスのボーダーに、チノパンでオールスターみたいな感じで。で、その後ブーツカットの517とかが流行ったんですけど、僕らはあえてストレートのデニム、501を穿いたんです。それに白のオールスターを合わせて、シンプルな感じで。

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芥川:ビンテージとかはチェックしてた?

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石川:いや、やっぱり地元には売ってる場所も無かったし、本格的にそっち(ビンテージ)にいったのは、高校生になってバイト始めてからだな。

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芥川:福地さんは、入社前からコンバースのファンだったんですか?

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福地:私は昔から靴がすごく好きで、だからと言ってコンバースばかり履いてたわけでもないです。小さい頃は高くて買ってもらえなかったので、形が似てるアサヒの『SUN』っていう靴を履いてました。コンバースを横目で見ながら(笑)

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自分で買えるようになってからは、もちろんコンバースを買ってましたけど、他のブランドも履いてましたよ。入社当時は一歩引きつつ、っていうスタンスだったんですが、作っているうちに我が子のように思えてきて、もっと知りたいって思うようになって、段々ドツボにハマっていきました(笑)

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石川:芥川さんは?

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芥川:最初に履いたのは中学入ってすぐくらいかなぁ。中学の時はよく履きました。なぜかというと、このミッドソールの白いテープ部分が、カンニング用のメモを書き込むのに適してたんです。足を膝の上に乗せると読みやすいし、この素材はシャーペンが良くのるんですよ(一同笑)

- このデザインだったからこそ100年も
生き残ったんだろうなって思います -

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芥川:それにしてもオールスターって何でみんな好きなんでしょうか?

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石川:やっぱり変わらないからじゃないですかね。ベースというか、スタイルが。自分のなかでは、スニーカーだとオールスターが基準になっている気がします。

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芥川:この形って、今では色んなところがやってるんだけど、コンバース以外はありえないよね、絶対。それを作ったっていうのがすごい。

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福地:1917年にこの形が出て、もう100年近く経ってるんですよ。このデザインだったからこそ100年も生き残ったんだろうなって思います」

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石川:デニムで言ったら、リーバイスが5ポケット作ったように、スニーカーの定番の形はこれ、って感じですよね。

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福地:リーバイスとコンバースってちょっと似てるところがある気がして。リーバイスってもともとワークウェアだったじゃないですか。それが、時代の先駆者のような人が穿いて、お洒落なイメージになっていって。コンバースも元々はバスケのパフォーマンスシューズで、それが段々、当時のアイコンのような人が履いて、ファッションに移行していって。

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芥川:ただ501の場合は、時代によって素材もシルエットもだいぶ変わってますよね。デニムの色を変えたり、股上の深さを変えたりしてっていうのがあって初めて今の時代でも使えるモノになる。でもオールスターって、ほんとに何も変わってないでしょ。それでいていつの時代でも、どんな洋服でも合う。それがすごいと思う。でも、だからこそ手を出しちゃいけないって気もしたりして。オールスターで逃げてる人、世の中にいっぱいいるじゃないですか。とりあえずこれ履いとけばOKでしょ、的な。シンプルとか定番ってよく使う言葉だけど、ここまで何にでも合うアイテムって他に無いですよね。

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